西村というコンサルタントは、
船井総研のコンサルタント道の王道を歩むコンサルタントかもわからない。
西村を表現する言葉で真っ先に浮かぶのは「密着」である。
とにかくクライアントに密着する。
「社長より会社のことを考え、課題解決の答えを導き出すには、
現場に密着することが一番です。答えは必ず現場にありますから」
月曜日から金曜日までは、
全国のクライアントの元にお伺いし、1日中コンサルティングを行う。
夜が明ける前に自宅を出て、日付が変わる頃に帰宅することも珍しくないという。
土曜日と日曜日は、
見学会・イベントに赴き、現場での指導だけでなく、実際に自ら接客して、
社員に“やって見せる”ことも行う。
クライアントとの関係で特徴的なのは、
3年4年と長くお付き合いをいただいている会社が多いということだ。
多くのそうした会社の経営者はこのように言う。
「最初は西村さんが居てくれて良かったと思うんですけど、お付き合いをしていくうちに、
西村さんが居てくれないと困る!ってなるんですよ」
存在メリットから不存在デメリット。
それも、クライアントとの「密着」から始まるのだ。
ご支援中の西村
ご支援中の西村2
継続力と情報発信力という2つのキーワードも、
西村というコンサルタントを語るうえで外せない。
入社以来、心がけているのは、お客様への親身法。
年間のお礼状の数は200枚を超える。お礼状を送ったお客様からの手紙も頻繁に届く。
それと、ブログやメルマガでの情報発信力。
ブログは2007年の開設以来、毎日更新を欠かさず情報発信をしている。
「独自の切り口が面白い!」
と今では、船井総研の中でもトップクラスの読者数を誇る人気ブログにまでなっている。
「最近では、コンサルティングの依頼をいただいても、すぐにコンサルティング契約を結ぶことはしていません。
私もその会社のこと、社長のことを知る努力をしますので、社長にも、まず、私のことを知って欲しいと思っています。
だから、ブログは絶対にチェックして欲しいのです」
ブログは、既存のクライアントにとっては、西村とのコミュニケーションツールであり、これからコンサルティングの依頼を検討している経営者の方々にとっては、西村という人間を正しく理解できるツールになっている。
そんな西村のコンサルティングテーマは、
チラシや広告を活用した集客手法とイベント企画による集客力強化コンサルティング。
新人、素人営業マンでも女性事務スタッフでも見学会でアポが取れる見学会ノウハウ。
年間50棟達成するための移動式展示場ビジネスモデル提案。
ショールームの新規立ち上げとリニューアルの店舗力強化コンサルティング。
ただ、ノウハウを伝えるだけではなく、
コンサルティングの提案方法も密着型で、すぐに使えるカタチで提案する。
例えば、チラシはその場で描きあげる。
お付き合いが始まったばかりの経営者は、その職人芸に驚く。
チラシは、実家の眼鏡店の手伝いとして12才から描いている。
今では、年間のチラシ作成枚数は700枚を超え、
船井総研の中で最もチラシを描いているひとりである。
西村は、住宅・不動産業界の出身者ではない。前職は、食品メーカーの営業だ。
全く畑違いの業界で、
しかも、専門知識が必要とされるコンサルティング業界で活躍できるのはなぜだろうか。
そのあたりのことを聞くと、
「最初は、家なんて買ったこともなかったですし、私自信、物心ついた頃からマンション暮らしでしたし、正直、興味はありませんでした」と笑う。
「専門書も読みあさりましたが、いまいち興味がわかない。
そんなとき、住宅・不動産業界に興味を持たせてくれたのがチラシなんです。
そんな難しい専門書を読まなくても、
チラシには、写真の魅せ方やコピーなどの表現方法、家づくりの工法、会社のこだわりなど、全てが描いてありました。
チラシは私にとって命の恩人であり、教科書です!」
セミナー中の西村
セミナー中の西村2
西村には夢がある。
それは、自身も講師も勤める、
『住宅・不動産 当たるチラシ倶楽部』を圧倒的業界ナンバーワンの集客勉強会にすることだ。
来年で開設7年目を迎え、これまでに195社595事例を生み出している。
「命の恩人のチラシに出会えたのも、このチラシ倶楽部で短期間に数多くの全国のヒット事例を入手できたから、またチラシをつくっている人の話を直接聞けたからです」
『チラシ倶楽部』というネーミングだが、チラシのことばかりではない。
入社当時の西村のように、
チラシを通じて、業界全体のことを知り、マーケティングを知り、
企業にとっては欠かせないマーケッターとして育成していく側面も持ち合わせている。
「当たるチラシをつくり続けることも大事ですが、当たるチラシをつくれる人をつくることも、業界が縮小する外部環境下、また時流の変化も起こる状況の中で、企業が業績アップしていくためには、必要不可欠なことです。
何だかんだ言っても、お客様が集まらなければ始まらないのですから」
当たるチラシ倶楽部の例会の様子