今日はある広告代理店の現場コンサルティングでした。
普段の住宅・不動産業界以外の化粧品、食品、雑貨業界などの案件がバンバン出てきますので
私としても大変おもしろい楽しみな日でもあります。
船井流ライフサイクル理論があります。
「導入期」→「成長期」→「成熟期」→「展開期(衰退期)」→「安定期」の5ステージがあり、
各ステージ毎にマーケティング手法が変わります。
国内市場のほとどんどの業界が「安定期」に入ってます。
そして「衣」「食」「住」の順番にライフサイクルの進化が早いのです。
一番進んでいるのが「衣」業界(化粧品含む)、一番遅れているのが「住」業界、
「住」業界の中でも進んでいるのが雑貨、家具、遅れているのが住宅リフォーム、不動産業界。
ライフサイクル理論を考える上で私がいつも思い出す大好きな企業があります。
家具業界のフランフラン(㈱バルス社)です。
今からちょうど20年前の1992年に1号店を出店されました。
1990年ごろは家具業界のライフサイクルのステージが「展開期」から「安定期」に入る時期で
した。また1992年と言えばバブル崩壊が始まりの年もあり、家具小売業自体の市場規模が
雪崩を打って縮小し始めた時期(1992年比で現在は約半減している)でした。
そんな逆風の中、東証1部上場を果たされて140店舗まで出店を拡大されたのは
ライフサイクルのステージに合わせたマーケティング戦略を取り続けてこられたからです。
ライフサイクルが進むとお客様がどんどん賢くなり、選択基準が進化、多様化します。
ライフサイクルが進化すればするほど事業の難易度が上がり、遅い業界ほど参入のチャンスが
大きくなります。
マーケティングの1つの大切な原理があります。
消費が成熟する(=ライフサイクルが進化する)と『消費は女性がリードする』という原理です。
身近で起こっていることを見れば一目瞭然です。
百貨店のフロア構成の8割ぐらいは女性用のフロアです(男性用のフロアは少しだけです)。
書店の雑誌の種類は女性用雑誌が男性用雑誌と比べて2~3倍あります。
行列ができる繁盛飲食店で並んでいる人の8割は女性(2割の男性は女性の紐付きです)です。
ライフサイクルが進化すればするほど「女性が消費をリードする」のです。
そして、マーケティングを進める上で「男性脳」と「女性脳」の違いを理解することが重要です。
"口コミ"は男性からはほとんど起こらずに女性からよく起こります。
女性の口コミが起こりやすいのは女性脳の特性を理解するとよく分かります。
また、紹介をもっと増やしたいために紹介者と非紹介者にプレゼントを用意するような
「紹介制度」のような仕組みはなかなか"女性脳"的に考えると上手なやり方ではありません。
"紹介する"側が"紹介される側"に対して「紹介の責任」を伴い、感じるようなことは女性脳的には
好まれないないからです。
熟年離婚の要因、牛丼チェーンにはなかなか女性が入らない理由・・・・などなど
男性脳と女性脳の違いを身近な例で考えるとおもしろい気付きがもんどん見えてきます。
マーケティングは人間学です。だからおもしろいです。
現場でいろいろな気付きをいただきます。この仕事をさせていただいて本当に幸せです。
もっともっと精進を重ねていきたいと思います。
ご縁いただいている皆様には心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。




