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10万円の販促費~「10円を1万人に」より「1万円を10人に」使う時代

(株)船井総合研究所 上席コンサルタント 南原繁

今日は住宅リフォーム事業の現場コンサルティングでした。

国内事業のほとんどが成熟化しています。

人口減少、情報過多、競合激化、供給過多、モノ余りの時代です。

買い手は売り手のメッセージをますます信じません。

何かしらのオーバートーク、作為的な誘導、売込みを感じています。

マーケティングのアプローチ手法を完全に変えないといけない時代です。

今流行りのソーシャルネットワークを使っても売り手に"作為的な意識"を感じると

元の木阿弥になります。(先日、報道にあった口コミサイトの"口コミやらせ"事件のように)


同じ10万円の販促コストがあれば①と②のどちらを選ぶでしょうか。

①新規顧客10,000人に1人当たり10円のコストを掛ける
  (1万人×10円=10万円)

②既存OB顧客10人に1人当たり1万円のコストを掛ける
  (10人×1万円=10万円)


新規の商談中に既存OB顧客からメンテナンスの訪問依頼の連絡があった時

どちらを選ぶでしょうか。

①新規顧客を優先する

②OB顧客を優先する

自社の新商品(モデルハウスなど)発表時、(商品の)熱い思いを伝えるPR相手は

まずどちらを優先するでしょうか。

①新規顧客
  (チラシ、イベント、ネットでとにかく新規集客したい)


②社員とそのご家族、親戚、協力業者
  (社員、ご家族、協力業者に商品のこだわりをじっくり説明したい、新規はそれからだ)

のどちらを優先するでしょうか。

これからの時代は「②」のスタンス(考え方)の時代です。

そして「②」のスタンス(考え方)の企業が顧客支持を得られる時代です。


私は時々、クライアント先の社員の皆様に尋ねる質問があります。


「あなたの大切な親友があなたの会社で商品を買うから(工事する)から紹介してほしい」と

言われた時どうしましますか?

以下の①、②、③から選んでください。


①ノータイムですぐ勧める
  (「うちの会社は絶対にいいよ!間違いない!」)

②少し迷ってちょっと間をおいて勧める
  (「良いところと悪いところがあって微妙なんだよなぁ!」)

③仲介はするが判断は親友に任せる
  (「正直、微妙だ。判断はお前に任せるよ!」)

④紹介はしない


皆様の会社はいかがでしょうか。

①の答えを即答する社員の会社には私は感動します。

そんな会社が世の中に1社でも増えれば本当に幸せです。


現場ではいろいろな気付きをいただきます。

この仕事をさせていただいて本当に幸せです。

ご縁いただいている皆様には心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。



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プロフィール
南原繁
上席コンサルタント
南原繁 (ナンバラ シゲル)
大学を卒業し、1993年4月、新卒で船井総合研究所に入社する。 現在、建設業を中心にメーカー、サービス業、流通小売業などの年商1億円から1兆円超のクライアント先企業を担当、入社以来、約10種を超える業界・業種のコンサルティングを経験し「現場主義」「事実主義」「事例主義」の船井流経営ノウハウのスキル(集客・販促、営業力アップ、店舗開発、組織力向上、幹部育成)を高め続けている。 2010 年10月、累計社員1,700名を超える船井総研で24人目(退職者含むと30人目)の上席コンサルタントに認定される。